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世界救世教はいづのめ教団を始めいくつかの教派に分かれています。内紛によって分裂し、それを端から見るとあまり評判の良いものではありません。いづのめ教団は保守派、主之光教団は教祖様を連れてキリスト教になりつつあり争いが今も続いています …
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第1回 世界救世教はいづのめ教団・主之光教団・東方之光の内紛はいつまで続く?
世界救世教は新興宗教で教派が分かれている珍しい宗教です。
世界救世教の3本柱は共通していますが、カトリックとプロテスタント、上座部仏教と大乗仏教のように、短い時間で分派するには理由があったのです。いづのめ教団を中心とした世界救世教の覇権争いは誰の手に。
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世界救世教とは
世界救世教は神道系の新興宗教です。
教祖は岡田茂吉で、現在は4代目(岡田陽一)が後を継いでいますが、教団の内紛によって解任され5代目争いが続いています。また、世界救世教は大本という新興宗教の元信者が立ち上げているため少なからず影響を受けていると言っても過言ではありません。世界救世教で有名なのは3つで、手かざし(浄霊)、自然農法推進、芸術です。
崇教真光などの方が有名になっていますが、世界救世教は手かざし系の宗教の始まりと言っても過言ではないでしょう。正確に言えば、手かざしの生みの親は大本教のみ手代、そして手かざしに焦点を絞った育ての親が世界救世教の浄霊、出世頭が崇教真光の真光の業といった所でしょうか。それを言えば、釈迦やキリストが行った奇跡の業が手かざしの始まりかもしれません。
また、特徴的な考え方の1つとして、魂や霊性の世界を信じ現実へ影響を与えている(繋がっている)と信仰しています。信者数は最新の宗教年鑑(平成30年)によると公称で約60万人いると言われています。
日本以上の信者を抱えるタイは約70万人、次いでブラジルには44万人と世界99ヶ国を合わせると200万人の教団勢力を築いています。しかし、国勢調査などでは実数に開きがあり、公称より信者数はかなり少ないとも言われています。
現在、世界救世教は保守派であるいづのめ教団と革新派の主之光教団、東方之光などの大きく3派に分かれています。教派を統括する世界救世教の本体も役員会と教祖の間で対立が続き、内輪揉めも収束していない事で有名な新宗教の1つです。
いづのめ教団などを始め、世界救世教の分裂と内紛まとめ
世界救世教は当初、教主の弟子に自ら会を作らせ宗教活動を行わせていました。
その影響もあって、世界救世教は1つの宗教団体というより、会の寄せ集めのような性格を持ち合わせていたため分裂や内紛はどちらにせよ時間の問題だったとも言われています。当時、世界救世教の最大派閥も分裂して現在は別の宗教法人(神慈秀明会や崇教真光など)を立ち上げたりしています。
現在でも続いている内紛は4代目教主(岡田陽一)になってからで、簡単に説明するとキリスト教系新興宗教としてアレンジした世界救世教を布教したい4代目教主が率いる革新派(主之光教団)と、世界救世教本来の教義と異なるメッセージだと主張する役員会率いる保守派(いづのめ教団、東方之光)とで対立しているという構図です。
世界救世教いづのめ教団とは
世界救世教いづのめ教団は世界救世教で最も人気のある教派です。
いづのめ教団・主之光教団・東方之光・MOAなど、教派と言われるように教義の解釈や宗教活動などには大きな違いがあります。詳しい違いについては割愛しますが、いづのめ教団は世界救世教で3本柱になっている浄霊、自然農法・自然食・環境浄化、芸術は勿論ですが、その中でも特に浄霊(手かざし)に力を入れていると言っても良いでしょう。
俗に言う手かざしで代替医療を行おうと試み、時として運命を変える革新的な方法だといづのめ教団では信仰されています。
また、いづのめ教団は箱根、熱海、京都に聖地を造営していますが、その中でも熱海北部の開発には深く関わっているとも言われています。小林理事長(小林昌義)が五代目の教主になるのではと噂もされています。
世界救世教いづのめ教団の評判
世界救世教いづのめ教団の評判をいくつか抜粋しました。
岡田茂吉の思想には確かに宗教は含まれますが、一部に過ぎません。
「宗教では救いが限られてしまう」として大日本健康協会、日本浄化療法普及会、自然農法普及会などをつくり、現在のMOAの元になりました。世界救世教よりもMOAのほうが岡田茂吉のオリジナルの思想に近い活動をしていると考えている人もいるくらいです。
いづのめ教団を含め、世界救世教の各教派では教義の解釈や運動の仕方など内容や考え方はかなり異なります。
自分の知る限りでは、いづのめ教団のロゴマークである十字架は縦の線(親、兄弟、年上や年下の人達)、横の線(友達や親友といった仲間)などを現しているらしいです。
つまり、いづのめ教団はキリスト教と仏教が混ざった物らしいです。
いづのめ教団から生まれたいづのめ教区とは
いづのめ教団は一枚岩ではないようです。
いづのめ教区はいづめの教団の元役員達が作り、現在では主之光教団に吸収されています。いづのめ教団たちによって教主の行動が役員会によって制限された事を不敬だと主張し始め、さらに世界救世教は分裂、内紛の激化へと繋がっています。
世界救世教の主之光教団とは
主之光教団は形式的には世界救世教から独立しました。
2018年には、主之光教団は包括宗教法人としての世界救世教から法的な包括関係を解除されています。勿論、4代目教主(岡田陽一)は教主を解任され岡田家の者も宗家としての地位を失っています。保守派(いづのめ教団など)vs革新派(主之光教団)に1つの決着がつき、世界救世教とキリスト教の要素をアレンジした新宗教として認知されています。
まとめ
世界救世教はいづのめ教団ら保守派が優勢です。
しかし、未だに世界救世教内部の対立や内紛が沈静化する事は今後も難しいでしょう。そもそも、1つの宗教から始まったというより、1人の教祖を支持するという共通点だけで集まった寄せ集め的な始まり(成り立ち)を見せているため、いづのめ教団だけでなく全ての教派の主張には正当性があるのも納得できます。
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あとがき
宗教はキリスト教や仏教然り、初代教祖(開祖)が亡き後に分派してゆきます。
弟子が広めるため仕方ないし、そうでなくては世界に広まってゆきません。そもそも信仰されない宗教は教祖が亡くなると100年しないうちに自然消滅の道を辿ってしまいますから。
今後もいづのめ教団を中心に対立がしばらく続くでしょう。あのキリスト教でも、カトリックとプロテスタントが和解を始めるのに500年かかっている訳ですから。
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