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無宗教で葬儀や葬式をしない人が増えているようです。そもそも無宗教とは何か、実は3つのタイプに別れます。英語で例えるとわかりやすいでしょう。日本という国は国際的にも無宗教が多いの知っていましたか …
無宗教だからと言う人間は信用できない。
日本以外の国によってはそれくらいの問題で、信仰の有無が人間関係に直結する場合も少なくありません。無宗教とは一体どう言う事なのか、メリットもあればデメリットもあります。また、無宗教の人が共通して悩む葬儀や葬式の話も解説しています。
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無宗教とは
無宗教とは何の宗教も信仰していない人たちのことです。
先進国の中でも無宗教が多いのは日本くらいですが、日本はそんなに無宗教が多いのでしょうか。いわゆる信仰の自覚がないだけで、神道や仏教などに日本人は影響されて育っています。現代では宗教的な意味合いは忘れ去られ、生活に密着する文化や習慣だけが残っていたりするため、厳密に無宗教かどうは判断しづらいのが日本人という民族なのかもしれません。
日本では無宗教と一言で終わりますが、海外では無宗教を区分けしていて、宗教団体には属していないだけの神は信じる(信仰心のある)無宗教、それから神などいないと考えている無神論者、そして神がいるかどうかは証明できないと考えている不可知論者が代表的な無宗教の3タイプです。
無宗教を英語で考えてみると、海外の人たちが無宗教をどう理解しているのか見えてきます。
無宗教は英語でどう表現するか?
無宗教は英語で直接的な単語や表現はありません。
そのため、間接的な言い回しや単語を使った英語で表現するのが一般的です。例文として、I am not a religious person.(宗教はやってないんだ)や I’m an atheist(無神論者だよ)が代表的でしょう。
信仰すると言う英語として hold to が使われますが、not hold to(信仰しない)と表現しても良いでしょう。non-believer と英語で言い換えてもネイティブに伝わります。他にも、agnostic(不可知論者)やirreligion(無信仰)と言うのも洒落ているかもしれません。
どちらにせよ宗教に対する自分のスタンスを明確に英語で伝えるのがポイントです。海外では宗教に対する認識が日本より一般的です。基本的に日本と同じく親交が深まってから(仲が良くなってから)しか宗教の話題はしないため、無宗教だからと言って相手に失礼のないよう心がけておきましょう。
日本人はなぜ無宗教なのか?
日本人はなぜ無宗教なのか。
日本は昔(国家神道)のように今では何か国教を掲げている訳ではありません。しかし、日本の民族宗教としての神道は日本人の文化とも言われ、その文化もまた仏教の影響も受けており、日本人の習慣として現代でも人々の生活に密着しています。
しかし、NHKが行った全国県民意識調査(96年)では無宗教が約7割を占めていると統計が出ています。実際の生活では無宗教だと思い込み、神道や仏教を始め様々な宗教儀式を生活の中に取り入れている事は少なくありません。現代でも、正月や元旦から始まり、お盆になれば墓参り、そしてクリスマス(イエスキリストの誕生日)を祝い、除夜の鐘を聞いて年を過ごす。無宗教と言うより、もはや日本人オリジナルの民族宗教と揶揄した方が良いのかもしれません。
無宗教の国は他にもあるのか
無宗教の国は他にもあります。
ギャラップ社の世論調査(2012)によると、無宗教が世界で1番多い国はチェコ(48%)とオーストリア(48%)、続いてアイルランド(44%)です。ちなみに日本は31%で、国際的にアイスランドや韓国と並び8位です。また、英語の時にも解説しましたが国際的には無宗教と無神論者は区別されています。無神論者が多い国トップ3に日本は入っていて、中国(47%)が断トツで、続いて日本(31%)、3番手にチェコ(30%)になります。
また、ビュー・リサーチセンター社による調査(2010)によると、無宗教が世界で最も多い国はチェコ(76%)、北朝鮮(71%)、エストニア(60%)、そして世界232カ国中の4番手に日本(57%)が無宗教が多い国となっています。
無宗教は葬式どうするの?
無宗教は葬式どうするのか。葬式とは基本的に日本では多くの場合が仏教様式で執り行われます。
その習慣に従うならば、仏教徒でなければ葬式しないと言う選択肢だってあります。葬式をしないなら、お坊さんを呼んでお経を上げなくて構いません。最近では、無宗教だったり経済的な理由などから、葬式をしない火葬のみの直葬と言う方法も一般的となりつつあります。埋葬や納骨そして散骨など、それぞれにルールは決まっていますが選択肢は自由です。無宗教でも葬式をする場合、こんな葬式の仕方があります。
無宗教葬儀(無宗教葬)とは?
無宗教葬儀を知っていますか。
無宗教葬儀とは、宗教的な事情で特定の宗教儀式が出来ない場合や無宗教だが葬儀はしたい場合に執り行われます。無宗教葬儀は他にも無宗教葬や自由葬とも呼ばれその名の通り式次第、葬儀のやり方は自由です。
無宗教葬儀では、焼香の代わりに献花をするのが一般的です。そのため香典袋の表書きも「御花料」と書くのが通例です。一般的な不祝儀袋あるいは白い封筒であればマナー違反となる事もありません。
香典金額の相場も一般的な葬儀と無宗教葬儀に違いはありません。知人・友人などは3千円〜、身内は3万円〜、が一般的で関係性が深くなるほど金額も上がります。
無宗教葬儀に参列する服装も無宗教だからと言ってカジュアル(私服)ではありませんから、一般的な喪服を着用するのがマナーです。無宗教の葬儀(葬式)費用の目安は葬儀会場など規模によって変わります。身内が中心の一般的な無宗教葬儀であれば、お坊さんを呼ばない場合も多くお布施が必要ありませんからその分は安くなります。
しかし、会場を借りて行う場合や葬儀の準備に必要な費用は、無宗教葬儀だからと言っても必要な機材や準備はほとんど変わらないため、一般的な葬儀や葬式の相場と変わりません。
多くの場合、葬儀の費用は言い値で決まってしまい、同じ内容でも費用が2倍以上になる場合もあります。当然トラブルも多く発生しているのも忘れてはいけません。葬式の内容や会場の大きさ(弔問客数)によっても変わりますが、一般的な葬式費用は50万〜100万円と言われています。もちろん、無宗教葬儀ですから49日など法要を行う必要もありません。
無宗教葬儀の流れ
無宗教葬儀の流れを紹介しておきますが、あくまでも一例です。
宗教的な制約がないため自由な流れで執り行えるのが特徴です。
- 入場(参列者の入場)
- 開式挨拶(開式を告げます)
- 黙祷(お経の代わりに全員で黙祷)
- 献奏(故人の好きだった曲を流す)
- 経歴紹介(故人の経歴紹介)
- スライド上映(故人との思い出などの振り返り)
- 弔電の紹介(届いた弔電の読み上げ)
- 感謝の言葉(遺族代表が参列者に向けて)
- 献花(遺族、親族、参列者の順に1人ずつ花を供える)
- お別れ(全員で故人とのお別れ)
- 閉式挨拶(閉式を告げ、葬儀終了)
- 出棺(葬儀後に出棺、火葬場へ)
- 会食(火葬の後に会食)
無宗教の葬儀で多い共通した悩み
無宗教の葬儀を考える場合にいくつかの問題があります。
共通して多いのが、仏壇や位牌は必要ありませんから破棄する必要があります。まず、そこで困るのが仏壇や位牌の処分です。自治体で決められた廃棄物の処理方法、つまり仏壇を粗大ごみとして処分することは可能です。
しかし、いくら無宗教だと言っても抵抗がある人が多いようです。その場合には最寄りの仏壇店などに有料で引き取って貰うか、近所の寺院などによく年明けに行っている焚き上げがあれば依頼するのも手。
位牌を処分する場合は、菩提寺の住職に魂抜きの儀式である閉眼供養(へいげんくよう)をお願いする必要がありますが、無宗教を理由にそのまま処分してしまう人も少なくありません。
また、次に多いのがお墓の問題です。散骨せず納骨や埋葬であれば霊園を選ばないといけませんが、都内でなければ無宗教霊園など地方にはありません。その場合には、無宗教の共同墓地や墓地公園は宗教的なルールはないため使うには便利かもしれません。
まとめ
無宗教で困る事はまずありません。
しかし、葬儀(葬式)のように実は無宗教でも現代の生活に溶け込んで知らないまま行っている宗教儀式は少なくありません。無宗教と言う割に実は宗教的な事が好きと言う人は少なくありません。
このギャップに関して海外の反応は前向きで、一部の専門家からも注目されています。未だに世界中で宗教戦争が続いている現代で、宗教の良いとこ取りをする日本人の生活は無宗教だと主張しますが、宗教にとって新たな世界観なのかもしれないと期待されていたりするんですよ。
あとがき
無宗教が1番少ない国を知っていますか。
実はブラジルが世界で最も無宗教が少ない国で、9割以上が何かを信仰しています。ブラジルでは8割がキリスト教を信仰し、世界的な宗教都市として有名です。新興宗教でも多くが、海外拠点にまずブラジルを選ぶには理由があったんですね。
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