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キリスト教が日本で広まらない理由はそう多くありません。しかし、そのハードルは決して低くもありません。日本への伝来などの日本史を始め、日本の宗教観に迫ります …
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長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が、2018年7月に世界文化遺産に登録されたことは記憶に新しいでしょう。
実は、キリスト教の宣教開始の地は九州(鹿児島)だったと歴史の記憶を思い出した人も少なくないでしょう。今日は、そんなキリスト教と日本の関係を掘り下げてみました。
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キリスト教とは
キリスト教は仏教やイスラームと並ぶ世界3大宗教の1つです。
その信者(クリスチャン)人口は全世界で22億人を超えていますが、日本でのクリスチャン人口は1%だと長い間言われています。(文化庁による宗教統計調査)
キリスト教は、様々な宗派に別れていますが、日本で主な宗派はカトリックとプロテスタントです。思想の違いはありますが、共通しているのは「聖書(旧約・新約)を信仰することで人は救われる」ということです。また、隣人愛こそがキリスト教だという特徴を指摘する宗教家・宗教学者も少なくありません。
キリスト教が日本に伝来した時期
キリスト教が日本に伝来した時期は諸説あります。
いわゆる原始キリスト教と呼ばれるネストリウス派キリスト教(中国で景教と呼ばれたもの)が5世紀頃、秦河勝などによって日本に伝えられたとする説・研究もありますが、歴史的証拠や文書による裏付けが少ないためあくまで非公式扱いとなっています。
その中で歴史的・学問的に見て文書などの証拠が多いものが日本史の教科書に載っています。
そう、かの有名なカトリック教会の修道会(イエズス会)の宣教師フランシスコ・ザビエル(Francisco de Xavier)の来日です。当時は1549年と言われていますから、日本は戦国時代です。薩摩半島に初めて来日しました。伝来が始まった地は鹿児島だったのです。
キリスト教の日本史まとめ
キリスト教の日本史は戦国時代から始まります。
キリスト教は、織田信長の時代には庇護を受けることが出来ましたが、安土桃山時代となり豊臣秀吉の天下となってからは、日本で既に信仰の根強い宗教(神道や仏教)を迫害する事件も増え、キリスト教の布教が禁止(バテレン追放令)されました。当時は南蛮貿易の利益や九州平定を優先させたため、九州地方に多いキリシタン大名や信者への弾圧は、サン=フェリペ号事件が起きるまでは本格的に始まっていませんでした。
その後、江戸時代に徳川家康から一時的にキリスト教の布教を許された時期もありましたが、結局は幕府が禁教令を出し日本は鎖国政策へと移っていったのです。実際には江戸末期まで踏み絵を使ったキリスト教への弾圧は続き、その影響から隠れキリシタン(潜伏キリシタン)という言葉も生まれました。
日本でキリスト教の布教が許可されるようになった(信教の自由という法整備)のは明治維新以降(明治6年)です。その結果、キリスト教もカトリック以外のプロテスタントや正教会など各宗派が布教を始めました。今や日本だけでなく世界中の文化となっているクリスマスも、実はこの頃に日本へ持ち込まれたと言われています。
その後、第二次世界大戦による弾圧があったものの、大戦後は現代でいう信教の自由が日本国憲法で(第20条)保障され、不自由のないキリスト教の布教がついに始まったのです。
キリスト教が日本で広まらない理由
キリスト教が日本で広まらない理由は諸説あります。
日本ではキリスト教文化が広まっているのに、なぜ広まっていないのでしょうか。実際にキリスト教信者(クリスチャン)の人口は1%だと言われていますが、この数字は時代が変わっても変化していないとキリスト教の司祭や牧師たちは話しています。
世界的に見ても、先進国(G8)の中で人口構成上キリスト教徒が多数派でない国は日本だけとも言われています。ミッションスクール(キリスト教主義の学校)から毎年15万人以上が卒業しているのに、キリスト教が日本で広まらない理由は3つです。
まず1つ目として、日本基督教団が社会派と福音派に分かれてしまったように、政治的な意見(左翼思想)を言い始めたという背景が指摘されていて、左翼派はあくまでも少数派だからという点。
2つ目に、日本人の感受性が挙げられます。日本人は感受性が高いと言われていますが、感受性の高さが弊害となり1つの枠に収まらない(収まれない)、乱暴な言い方をすると決められないという状態になってしまう点。
最後に、一神教であるキリスト教と多神教(八百万の神)という風土で育った日本の精神風土(感性や宗教観)にしっくりこないという点です。最初の2つはあくまで論点の中心ではなく、あくまで補足的な意味合いの方が強いのでかもしれません。
実際に世界史は、一神教の歴史によって作られていると言っても過言ではありません。しかし、日本の一般的な価値観は汎神論的世界観とも呼ばれ、良い意味で1つに染まらない良いとこ取りの日本の精神性(混合宗教的・宗教多元主義)は、キリスト教の本場である欧米の宗教学者からも注目されています。
キリスト教が日本で広まらない理由は、結局の所は日本人の精神性に依るところが大きいという話は文学賞(谷崎潤一郎賞受賞)も受賞した遠藤周作の「沈黙」という書籍を読むとよくわかるので、おすすめです。↓
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キリスト教の聖書を日本語訳したアプリ
キリスト教に必須のものがあります。
バイブルと言うと聖書の事ですが、常に傍らに置く事から転じて、座右の書や愛読書としての意味合いとして日本語としても定着しています。キリスト教の聖書(日本語訳)で便利なアプリを紹介しておきます。iPhoneやandroidでも使えるLife.Church社の聖書アプリがクリスチャンの間で良い評判を聞きます。無料アプリで口コミも多いので、一見の価値ありです。
まとめ
キリスト教が日本で広まらない理由はそう多くありません。
しかし、その問題は決して簡単なものではありません。正月には神社に行き、死ぬとお坊さんにお経を唱えてもらい、年の瀬にはクリスマスを祝う。私は、こういった日本人が大好きなのかもしれません。宗教.jp もこういった考えを元に始めたというのが経緯ですから。
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あとがき
キリスト教の歴史には目を見張る部分があります。
その1つに、隠れキリシタン(潜伏キリシタン)でしょう。世界遺産として登録されるハードルは決して低いものではありませんから、一度はゆっくり観光したいなと思っています。
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沈黙を読みながら、キリスト教がなぜ根付かなかったのか考えますけども
あらゆる要素が複雑に絡み合ってて頭がこんがらがります。
仏教が伝来されたとされるタイミングでもたらされていたらとか
キリスト教でいう一神教と神道でいう多神教のそれぞれが持つ神の概念ってどんなとか
宗教のこと考えるとパンクしそう。した
しかも考えずとも生きていけるという。もうわからん