Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/slept/religio.jp/public_html/wp/wp-content/themes/mag_tcd036/functions/short_code.php on line 35
オウム真理教は現在も続いています。信者は毎年100人以上が新規に入信し、元信者は後継団体の中心メンバーとして現在でも活動しています …
特集の目次はこちらからどうぞ。↓
第2回 オウム真理教の死刑執行前と死刑執行後【麻原の神格化で勢いを増すカルト教団】
第8回 オウム真理教の修行内容は当時最先端の科学技術によって作られた
第9回 オウム真理教の幹部22人徹底調査【学歴・組織図・現在】
第10回 オウム真理教の娘たちの真相【4女と3女の両極端な心境】
第11回 オウム真理教のダーキニー写真まとめ
第12回 オウム真理教はアレフが継いだと言っても過言ではない?
総集編 オウム真理教で知っておくべき12の常識【特集まとめ】
オウム真理教の現在は、ヨガ教室や悩みごとの相談という名目で若者の信者を続々と勧誘し着実に活動が続いています。
現在の新規信者の割合は北海道や中部地方が6割で、学生等の20歳代が6割を占めます。宗教やヨガ、精神世界に興味を持った若者を、SNSや本屋等で教団名を隠して勧誘する手口が一般的です。
のべ 23982 人がこの記事を参考にしています!
目次はこちら
オウム真理教とは
オウム真理教とは日本史最大の事件を引き起こした宗教団体(テロ組織)です。
教祖である松本智津夫(麻原彰晃)の指示により、猛毒の化学兵器であるサリンを使用して無差別大量殺人など一連の事件で29人が死亡し(殺人26名、逮捕監禁致死1名、殺人未遂2名)負傷者は6000人を超えたと言われています。
オウム真理教は勢力拡大のために国政選挙に立候補するも惨敗した事をきっかけに、教団の武装化を行い日本を支配する(国家転覆)だけでなく世界征服を目論むも、11月戦争と呼ばれる無差別テロの前に公安当局による強制捜査により頓挫しました。
現在では、全ての刑事裁判が終結し、189人が起訴され、13人の死刑判決と5人の無期懲役判決が確定しました。世界史的に見ても、アルカイダやISILによるテロを先取りした事件とも言われ、世界中から未だに現在のオウム真理教の動向が注目されています。
オウム真理教の現在
オウム真理教は現在は解体されています。
一連の事件の後もオウム真理教は法人格を失うも活動は継続していましたが、2000年に破産を申告しオウム真理教という名は消滅しました。しかし、破産と同時にオウム真理教の元信者や元幹部が後継団体を立ち上げ、現在では実質的な後継団体となっています。現在は、主流派(Aleph(アレフ)、山田らの集団など)と上祐派(ひかりの輪)に分かれて活動しています。
主流派と上祐派の違いは麻原回帰を表立って進めるか、麻原隠しと言われ表立って麻原信仰を謳わないかの違いで、どちらもオウム真理教の教義を共通の基盤としている事には変わりありません。そのため、現在でも閉鎖的・欺まん的な組織体質を有し、地域住民に恐怖感・不安感を抱かせる危険性が高いため公安調査庁からの監視が続いています。
教団の現在の活動状況等などは公安調査庁のHPに都度、アップされています。また、オウム真理教の海外拠点の1つロシアでは、2016年にオウム真理教をテロ組織と認定しテロ組織リストとして追加され、教団活動への参加や資金提供、勧誘などの行為が刑事罰の対象とされました。
現在の信者数
オウム真理教の後継団体の信者数は現在も伸びています。
後継団体全体の信者数は出家信者で約300人、在家信者は約1500人と言われています。最も信者数の多いAleph(アレフ)では毎年100人ほど新規の信者が入信していると公安調査庁の発表がなされています。
後継団体全体で約13億円ほど資産があり、Aleph(アレフ)は、年間1億円ペースで資産を増やしているとの調査結果が報告され、現在もオウム真理教という名は変わっても教団としての勢いは衰えていないと言っても過言ではないでしょう。
現在の活動状況
オウム真理教は後継団体によって現在でも活動されています。
主流派(Aleph(アレフ)、山田らの集団など)と上祐派(ひかりの輪)など多少の違いはあれど、本質的には麻原への絶対的帰依が現在の活動状況からも伺えます。公安調査庁による報告を元に、オウム真理教の後継団体の現在の活動状況をまとめました。
主流派
主流派ではオウム真理教の名が変わっただけで現在でも教団として同じ活動を行なっています。
麻原の生誕を祝う「生誕祭」を開催し、年3回開催している集中セミナーにおいて、麻原が「グルと共に転生するためには、タントラ・ヴァジラヤーナ(殺人を暗示的に勧める危険な教義)の実践が必要である」と説法する映像を視聴しながら同様の内容を唱和する修行などが現在も行われています。加えて、休憩・睡眠時間を与えない状態で数日間取り組ませたりするなど、オウム真理教が使っていたマインドコントロール(洗脳)の手法が現在でも修行という名目の元で続いています。
また、小学生や未就学児童に対しては、麻原の説く教義に結び付けた「真理かるた」や「真理すごろく」などの教材を使用して教義の定着を図っており、麻原への絶対的帰依を徹底する指導が現在も続いています。
同派の勧誘は、麻原の説く「衆生救済」を実現するための重要な活動と現在でも位置付けられ、各教団施設(支部)で組織的に取り組んでいます。具体的には、宗教色を感じさせない手法が一般的です。
ヨガ、占い等の各種イベントを開催して、ヨガや精神世界に興味を示した人を教団名を秘匿したヨガ教室や勉強会に勧誘します。見込み信者との人間関係を構築しながら、まずは一般的なヨガ理論を説教する所から始まります。
その後で地下鉄サリン事件等の一連の凶悪事件への教団の関与を否定する陰謀論を説いたり、麻原の名前を明示せずに、麻原が説いた教えの重要性を扶植したりするなど、教団への抵抗感を低減させた上で入会させるという巧妙なトリック(手法)を使って現在も勧誘活動を行っています。
上祐派
上祐派では巧妙な手口を使って観察処分から逃れようとする活動を現在も続けています。
上祐派であるひかりの輪ホームページに松本・地下鉄両サリン事件の総括文書等を掲載したり、ひかりの輪の基本理念に麻原の教義を信じることが誤りである旨加筆したりして、麻原との決別や主流派との違いを主張するなど、対外的に脱麻原をアピールした麻原隠しと呼ばれる活動を現在でも継続しています。
その一方で、在家信徒に対し「麻原に犯罪の責任が全てあるとはどう考えても思えない」などと説法したり、全国いずれの施設においても麻原の化身であると説かれた仏画を掲示し続けたりするなど、同派が現在でもオウム真理教の影響下にある実態が確認されています。
信者には公安調査官との関係があった場合に、除名などの処分の可能性があることを明示して公安調査官との接触を強く牽制するなど、オウム真理教の後継団体だと認識されないよう組織防衛の強化に現在も取り組んでいます。
オウム真理教が活動する現在の場所
オウム真理教の拠点を後継団体が現在も保有しています。
全国で15都道府県34施設の場所に拠点があります。主流派の場所と上祐はの場所で違いはあれど、当時のオウム真理教の場所をそのまま拠点として使われているようです。
オウム真理教元幹部の現在は?
現在、オウム真理教の幹部は多くが死刑となりました。
死刑執行された13人のうち幹部は5人で、主要幹部の1人だった上祐史浩は懲役3年の実刑判決を受けましたが一連の事件に直接的な関与が立証されず、偽証罪のみ立件されました。一連の事件後に報道でメディア露出が多かった幹部の1人で、現在ではひかりの輪を後継団体として立ち上げています。
基本的に幹部と呼ばれる人達は、オウム真理教の内部組織である24省庁制の代表(大臣)です。上祐や死刑囚を除く、元幹部の現在を公表されている範囲で調べました。
麻原正妻と麻原三女(松本麗華)はAleph(アレフ)の相談役、石井紳一郎は不明、石井久子は訪問介護、麻原四女(松本聡香)は不明、林郁夫は千葉刑務所に服役中(無期懲役)、青山吉伸は出所後は不明、越川真一はAleph(アレフ)の入信を断られた後は不明、杉浦茂はAleph(アレフ)脱会後は不明、山本まゆみは癌で病死、野田成人はAleph(アレフ)を追放されホームレスの支援「みどりの家族」代表、岐部哲也は不明、飯田エリ子は出所後に右半身麻痺のため都内実家にてリハビリ中、都沢和子は不明、大内早苗は不明、村岡達子は関西にて翻訳業が元幹部たちの現在です。
元信者の現在は?
元信者の一部は、現在もなお後継団体に入信しています。
オウム真理教の後継団体では麻原不在のため、元信者たちの内部対立が起きてしまい主流派(Aleph(アレフ)、山田らの集団など)と上祐派(ひかりの輪)に分裂し現在も活動を行なっています。その中心となっているのは、いずれの教団もオウム真理教時代の元信者です。
麻原の正妻や四女を中心としたAleph(アレフ)は勿論ですが、内部対立によってAleph(アレフ)から独立した山田らの集団、そして上祐派と呼ばれるひかりの輪は、いずれもオウム真理教時代の元信者と共に新たな教団を作っているため、麻原に対する絶対的帰依は変わりません。
元信者が全て過激な思想かどうかは判断できませんが、殺人を教義として善と出来る「タントラ・ヴァジラヤーナ」が現在も元信者の間では信仰されている事は公表されています。
ダーキニーの現在は?
ダーキニーとは麻原の愛人です。
ダーキニーとして教団内で公認されていた人数は33人以上で、公認されていないダーキニーも含めれば100人以上だとも言われています。ダーキニーとして有名なマハー・ケイマ(石井久子)、麻原との間に1人の子を持ったスメーダ(木田裕貴子)、当時17歳だったマハームドラー・ダーキニーと呼ばれる元信者の名前は現在でも明らかになっていません。
石井久子は麻原との間に3人(+死産1人)の子供持ち、出所後に精神を病むも現在は訪問看護の仕事をしながら実家マンションで2人暮らしをしているようです。木田裕貴子は、18歳の時に麻原との子供を1人出産しています。現在は、群馬県で実母と麻原の子供と3人で生活しており、近隣住民の話では乗馬クラブなどに通っているようです。
松本智津夫(麻原彰晃)の現在は?
松本死刑囚は現在、死刑が執行されています。
執行日は、2018年7月16日に東京拘置所にて行われ、同月9日に府中市内の斎場で火葬され、当面は東京拘置所において遺骨を安置されています。松本元死刑囚の遺骨は後継団体の正当性や示す象徴になる可能性や、神格化も懸念されているため、現在も未だに公開されていません。
まとめ
オウム真理教は現在でも名を変え存続しています。
主流派のように公言すればわかりやすいのですが、上祐派のように麻原隠しを行われるとわかりにくくなります。現在ではオウム真理教が引き起こした事件から30年以上が経とうとしてるため、若者を中心として信者が増えている傾向も仕方がないのかもしれません。
次の特集記事はこちらからどうぞ。↓
あとがき
オウム真理教の現在は誰もが簡単に確認できる状況です。
公安調査庁の公安審査委員会の観察処分の期間が更新され続く限り、進捗状況の報告が続けられます。引き続き、オウム真理教の実態や現在の状況が調査報告される事を期待しています。観察処分の更新が認められなかったり、監視の必要がなくなる日が来る事を願いたいものです。
この記事へのコメントはありません。