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仏教を英語で説明すると簡単?実は漢字ばかりの用語より英語の意訳の方が的を得ている場合もあるんです。今日はそんな英語表現を3つだけ紹介します …
仏教の特集はこちらの目次からどうぞ。↓
第3回 仏教の伝来は538年、552年どっち?【日本一わかりやすい教科書】
仏教はそもそも原語が英語ではありません。
ネットで検索しても、いまいちピンと来ないのは皆が自分なりに創作した英語だからです。宗派によっても解釈が違う場合もあるので、「ん?しっくり来ない」と言う感覚になることも少なくありません。今日は仏教と英語の世界(考え方)をご紹介します。
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仏教とは
仏教は世界三大宗教の1つです。
インドが発祥の地で、仏陀を開祖とし、お経を経典とした仏教は民族や国境の垣根を越え、今や世界人口の8%前後(6億人)が仏教徒だと言われています。
日本でも538年に伝来され、聖徳太子が仏教を擁護したことから、古より生活の一部として日本の文化に根付いてきました。現在にも、お盆休みや初詣、葬儀など仏教徒でなくても日々の暮らしと深い関わりがあります。
海外に比べ日本では、自分が仏教徒だという自覚のない人が多いので、あくまで表面的な数字ではありますが、現在の日本の仏教徒人口は文化庁が毎年12月末に発表している宗教統計調査(平成29年)によると、4800万人でおおよそ3人に1人の割合で仏教徒になります。
仏教を英語で説明すると
仏教は英語で Buddhism と言います。
例文として、
Buddhism is popular in the world.(世界中に仏教は普及してるよ)
多くの人が最も馴染みのある英語は、Buddha(仏陀や釈迦)ではないでしょうか。
実は、他にも呼び方があり Shakyamuni(釈迦牟尼)や仏陀の本名である Siddhartha Gautama(ゴータマシッダールタ) と呼んだりする事があります。歴史上には1人しかいませんが、悟りを開けば誰もが仏陀になれるため普通名詞です。そのため、Buddha 以外にも色々な呼び方があるという訳です。
その他、仏教の目標の1つである悟りは Enlightenment で、仏教徒は Buddhist です。
教えを英語で簡単に一言で説明すると、3大テーマ(諸行無常、諸法無我、一切皆苦)があり、それぞれ英語で説明すると、
- Everything is changing.(すべてはうつり変わるもの)
- We are all connected.(すべては繋がりの中で変化している)
- Life is not going well.(人生は思い通りにならない)
でしょうか。
かなり意訳してしまっている英語もありますが、遠からずと言った所でしょう。本質的な意味合いは捉えていると思います。この3つのテーマは2つの単語で1語となっているので単語はありません。
実際に用語を単語で表現できるものがなくもありませんが、例えば「空(くう): Emptiness / Nothingness」は逆に英語では意味がわからなくなります。仏教の英訳本を出版しテレビ番組などメディアにも出ていたりする大來さんは空の英訳を You are not alone(一人ではない)と表現しています。
英訳というより、Catchphrase(キャッチフレーズ)に近いですね。しかし、漢字ばかりの仏教より英語のキャッチフレーズの方がわかりやすかったりもします。
英語がわかる、おすすめの本
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英語をきちんと理解したい人におすすめの本があります。
「超カンタン英語で仏教がよくわかる (扶桑社新書)」著;大來尚順(おおぎ しょうじゅん)です。大來さんはハーバード大学神学部で学んだ僧侶で仏教の専門家で英語のできる珍しいお坊さんです。
大來さんは浄土真宗の僧侶なので、宗派によって仏教の解釈も違うので全世界共通の英語という訳ではありませんが、日本では最も多い仏教徒を抱える浄土真宗ですから日本の代表的な仏教を英語で表現するという意味合いでも、おすすめの本です。他に英語で書かれている最近の本が無いので他におすすめの本はありません。
仏教書というと、どうしても『漢字が並んでいる難しい本』のイメージがありますが、この本は、そういった『仏教=難しそう』という固定概念を取っ払ってくれる一冊だと思います。
そして何より英語での表現が、中学や高校で習うような簡単な単語で表してくれているので、その分、直感的にとても分かりやすく、自分に落とし込みやすかったです。
基本中の基本的なワードの英語訳とその解説をとおした、ちょっと異色の仏教入門書。
アメリカでの留学経験の後、得意の英語を活かして国内外での仏教伝道活動に従事している若き僧侶が、ポップな語り口で現代人にその魅力と可能性を示している。
初心者にも上級者にもオススメの一冊。
説明書きが必要な仏教用語を、シンプルな英単語を使い一言で表すという画期的な発想。不思議なことに英語のほうが意味が直接脳に入ってくる!短く読みやすい本ですが、決して内容は薄いものではない。
まとめ
仏教を英語で適切に表現するのは簡単ではありません。
英語だけでなく日本語でも、仏教は大きく13宗派に分かれ宗派によって解釈や考え方が違います。その教えであるお経(経典)が八万四千あると言われ、宗派にも違いがあるように、自分なりの英訳で構わないという事ではないでしょうか。その変わり、英語でキャッチフレーズ化するのはよく理解していないと難しいので、個人的には大來さんの本はおすすめです。
いよいよ仏教特集も最後になりました、総集編はこちらからどうぞ。↓
あとがき
仏教英語はAjast(調整)しましょう。
そのために日本語でまず深く理解するのが、まさに急がば回れという発想なのかもしれません。英語に限らず言葉にするのは、いくら情報や知識を知っても難しいものです。考え方や価値観といった基準を学ぶ必要があることに気づかされます。
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