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イスラム教と豚を禁じる理由、豚肉以外の絶品料理、世界に注目される食事、ムスリマ（女性のイスラム教徒）、聖地の共通点、イスラム教徒の今後の可能性、イスラム教の国の違い、独特な英語表現などイスラム教特集のまとめ記事です …

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イスラム教の特集は如何だったでしょうか。

全8回に渡る今回の特集のサマリーを書き下ろしました。まだまだイスラム教に関して書き足りないことが山ほどありますが、今回はこの辺りでお開きとしましょう。

第1回 イスラム教が豚を食べない本当の理由

イスラム教が豚を食べない理由はコーランに記載されているからです。

しかし、ムスリム達はコーランに記載されているから食べないのではありません。どのような事にも、「教え」というものには、裏があります。そう、豚を禁じられた背景です。

イスラム教で豚が禁じられたであろう理由は全部で5つあります。その中で何が最も根幹にある理由がイスラム教の心身ともに清らかでありたいと言う、言うならば心と体の健康への意識の高さでしょう。豚は雑食で平気で同胞の屍肉さえ食料としてしまいます。

ようは、何を食べているかわからない可能性を排除するには豚を禁じるしかなかったのです。信仰的な理由でも不浄なものを食べているかもしれない動物を食するのは遅かれ早かれ問題となるでしょうから。

第2回 イスラム教が豚肉の代わりに食べる世界の絶品料理

イスラム教で豚肉を食べれないのは日本人からすると有り得ないでしょう。

日本には素晴らしい豚肉料理が沢山あります。日本に限らず世界中で豚肉を使った料理があります。豚肉は鶏肉と並ぶ庶民の味方ですから。しかし、その豚肉料理に負けず劣らず、イスラム教国では豚肉の代わりに食べている絶品料理があったのです。

最大のムスリムを誇るインドネシアでは日本で言う焼き鳥のような「サテ」が絶品です。その他、今回の特集では絶品料理で有名な全6カ国のB級グルメにフォーカスを当て、動画も紹介しているので「今すぐ食べに行きたい」と発作を起こさないよう閲覧注意です。

第3回 イスラム教の食事が世界中から注目される理由

イスラム教の食事が注目される理由はハラールです。

イスラム教に詳しくない人でも一度は耳にした事がある人も少なくないでしょうが、このハラール基準というのは世界で最も高い食品に関する国際基準です。昨今ではオーガニックという言葉が欧米諸国で浸透し、日本でも食文化として定着した感があります。

まさにハラールというのは、オーガニックを超えた安全基準とも言え、美や長寿など健康食として、日常から取り入れる人達が続出しているのです。加えて、近い将来（今後数十年）には世界最大の宗教（ムスリム人口）となる予測を立てている宗教学者やアナリストも多いため、食文化としてのマーケットが注目されているのです。

日本でもハラール認証というライセンスを取得する飲食店も増え、以前よりも身近になったので実感のある人は多いはずです。

第4回 イスラム教の女性（ムスリマ）の本音

食に次いで世界に注目されるのがイスラム教の女性です。

これは、人権問題とファッション業界からの2つの切り口があります。まず、女性の人権に関してですがイスラム教では一夫多妻制、男女を区別した信仰があります。

詳細の解説は省きますが、これはイスラム教国のムスリム達からすれば、誤解と偏見でしょう。確かに一部でそういった問題があった事実もあるようで、困っている女性もいるのは確かですが大多数の女性は国際的に見ても大切にされています。個人的な解釈を付け加えると一部の困っている女性に対して救済措置がない事が問題だと。

そして、ファッション業界ですがブルキニ（イスラム女性の水着）の成功例を始め、今までどちらかと言うとファッション性の少ないムスリム達に新しいトレンドが生まれています。その潜在的な需要や現在のマーケットから各ブランドから商品が発表されています。日本のユニクロもムスリム向けのコレクションを発表したりと注目が集まっています。

第5回 イスラム教の聖地は7つ！宗派に共通する3大聖地とは？

イスラム教の聖地は1つではありません。

これは他の宗教にも当てはまるのですが、実は聖地は1つでない事が多いのです。イスラム教もその1つで、宗派によって聖地が増えたりします。今回の特集では7つの聖地の内、宗派に関わらず共通した3つの聖地にフォーカスを当てて紹介しています。

その1つはメッカです。これは、日本語でも宗教的な意味に限らず、重要な場所、人を引きつける場所、あるいはどっと押し寄せた人々を表す言葉として使ったりしますよね。これは、日本だけでなく世界中で同じ意味で使われたりするんです。

仮に聖地へ観光で訪れる際にも、ムスリム以外は立入が禁止されていたりするので、予め知っておいて損はありません。個人的な意見で言えば、イスラム建築は圧巻です。美し過ぎて、ため息が出てしまいます。日本にもイスラム教徒の通うモスクがあるので興味があれば是非。

第6回 イスラム教徒が世界から注目される理由【2019最新版】

イスラム教徒が世界中から注目される理由は食事と女性です。

その2つに共通するのがイスラム教徒の人口増です。世界三大宗教の中で最も拡大が早いのです。その背景には、アジアや北アフリカなど今後の人口の母数が増えやすい地域で支持されている宗教だからという側面も否定できません。

現時点では国民の9割がイスラム教徒で占めるインドネシアが最も教徒が多いものの、近い将来にはインドが追い抜くという予想を宗教学者やアナリストが立てています。イスラム教徒が注目される土台となるのが、この圧倒的なマーケットです。食事や女性だけでなく、今後さらに各業界から注目されるのは間違いありません。

第7回 イスラム教国とイスラム国家の違い【イスラム教の教科書】

イスラム教国と一口に言ってもその内情は異なります。

イスラム教には第一聖典であるコーラン、第二聖典であるハディースがあり、この2つを土台としたイスラム法（シャーリア）が存在します。イスラム教徒からすると、あくまで個人が守る規律です。しかし、このイスラム法を憲法や法律にしてしまおうと言うのがイスラム国家です。

イスラム国家は決して珍しい訳ではなく、イスラム教徒からすれば正にユートピアだとも言われています。実際にイスラム教国と呼ばれるものは、イスラム教徒が比較的多数を占めている国のことなど基準がいくつかあります。

注意するのは、イスラム国家に観光などで訪れた時に、他のイスラム教国と違い個人の規律ではなく、その法律で裁かれてしまいますので、違いは押さえておきたいところ。

第8回 イスラム教を英語で表現するワンランク上の方法

イスラム教に関する英語は国際ニュースで毎日流れています。

その中で英語の表現に違いがあり、その違いを知っておくと何を意味するのかよくわかってきます。英語に限らず、言葉には意味がいくつもあります。日本語と同じように、しっくり来る表現があります。その代表的な単語として、Islam、Muslim（Muslima）、Islamic の3つが挙げられます。

Islam はどんな時にも使える汎用型の英語として、Muslim（Muslima）は男女の違いはあれど大きくはイスラム教徒の社会生活に関する表現で使う英語、Islamic はイスラム教の信仰や思想、価値観など考え方に関する表現で使う英語です。この3つはイスラム教と一括りに言っても使い方を変える英語なので知っておいて損はないでしょう。