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パナウェーブ研究所の現在、パナウェーブ研究の現在など最新のリサーチをまとめました。実はパナウェーブ研究所は名や姿を変え、その思想や研究は現在でも続いているのを知っていましたか …
パナウェーブ研究所と言ってもパナソニック系の研究所ではありません。
とある電磁波と陰謀論と結びつけ、終末論によって信者をコントロールする事で有名なパナウェーブ研究所はまさに映画のシナリオのような壮大な世界観があったのかもしれません。
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パナウェーブ研究所とは
パナウェーブ研究所とは新興宗教(千乃正法会)の下位団体に所属していたカルト集団です。
全身を白装束(長袖のコート型白衣・白マスク・白頭巾・白長靴)で纏い、スカラー電磁波から身を守ると称して、全国を奇妙な姿で集団移動している所をワイドショーでたびたび報道され注目を集めていました。
パナウェーブ研究所を組織する千乃正法会(ちのしょうほうかい)を簡単にわかりやすく解説すると、宗教と科学は宇宙の真理を違う側面から追求したもの、つまり「宗教と科学の一致論」を唱え、信者たちはそれを信仰していました。共産ゲリラからスカラー電磁波を浴びて教祖は病気になっているんだという話が定番です。
パナウェーブ研究所は千乃正法会の研究部門として機能し、千乃正法会と同じく教典などは無いため、もっともらしい科学的根拠と現実の状況を関連付け、陰謀論や終末論、予言やユートピア思想などを巧みに使って信者たちを洗脳・マインドコントロールした事で有名です。
パナウェーブ研究(パナウェーブとは何か)
パナウェーブ研究とはスカラー電磁波の研究です。
スカラー電磁波は実はニコラ・テスラが発見したテスラ波を基に提唱された方向の概念を持たない電磁波です。現在、電磁波で科学的な裏付けが証明されているものはベクトル波だけで、ここで言うパナウェーブ(スカラー電磁波)は具体的な実証がないまま研究が進んでいません。
日本以外の世界中の陰謀理論家の間では、スカラー電磁波を使った超兵器によって様々な陰謀が繰り広げられていると考えている学者も少なくないようです。
また、パナウェーブ研究をもっと大きな視点から言えば、現実の状況を宗教的にそして科学的に説明するのが使命ですから、上位組織(千乃正法会)の科学だけでなく医学、心理学、政治、文化、芸術などからもアプローチされたのは言うまでもないでしょう。
パナウェーブ研究所とパナウェーブ研究の現在(最新の研究状況)
パナウェーブ研究所は現在は自然消滅したと福井新聞の調査で報道されています。
千乃正法会の教団勢力の衰退と共に一部門であったパナウェーブ研究所は解散されました。しかし、本当の意味で解散したのかというと事実とは異なります。現在は千乃正法会からエルアール出版(千乃真理正法会)に名を変えて宗教活動を続けています。公式ページや公式ブログの更新頻度はそう多くありませんが、2015年に最新刊が出版されています。
千乃真理正法会の現在の信者数は公開されていませんが全国で1,000人もいないだろうと言われています。
パナウェーブ研究所に潜入した江頭2:50
江頭2:50がパナウェーブ研究所へ侵入した話は有名です。
実際に江頭がアポ無しで突撃し、運よく広報にコンタクトするが、もちろん断られます。その後、江頭は白装束に着替え、パナウェーブ研究所っぽい白塗りの車を用意し潜入を試みます。
しかし、結局は警備に取り押さえられ失敗するというオチです。なんと当時、パナウェーブ研究所はカルト集団だと公安からもマークされ、警察による監視体制も続いている厳戒態勢の中で行われた企画です。
どこかで放送されたテレビ番組の企画ではなく、江頭の独断で行った企画で話のドタバタぶりはウケます。実際に江頭がパナウェーブ研究所に潜入する様子を映像で放送すると言っていましたが、動画は見つけられませんでした。
パナウェーブ研究所と辺見マリの繋がり
辺見マリはパナウェーブ研究所の信者だと噂されています。
実際に辺見マリは新興宗教団体に洗脳され5億円を騙し取られたと公表しています。一部でパナウェーブ研究所との繋がりが噂されていますが、それは辺見マリの告白で宗教儀式を行う際には上下白の衣装を着用した事から、白装束を連想しパナウェーブ研究所ではないかという流れがリサーチして判明しました。
実際には、宗教団体というより占い師と拝み屋による個人たちによる被害で、辺見マリも特定の宗教団体を訴えた経緯もない事から、辺見マリはパナウェーブ研究所の信者だという話は全くのデマだという事がわかります。そもそも、白装束であのように目立つ集団に芸能人や有名人が進んで参加するのは考えにくいでしょう。
パナウェーブ研究所の事件
パナウェーブ研究所は事件も引き起こしています。
天変地異を予言して、信者たちが国道を占拠する事件、パナウェーブ研究所内で信者同士が争い1人が変死する事件、森林の無断伐採などの事件を引き起こしています。世間で有名になったとされる事件と言えば、予言による信者たちの大移動です。
「惑星ニビル星が地球に落下してくる天変地異を予想」とパナウェーブ研究所が発表して、信者たちが福井県に集団移動した事件はオウム真理教の再来を想起し、世間を震撼させ注目が集まりました。オウム真理教のテロ事件からまだ10年も経っていない2003年頃ですから、マスコミも飛びつき公安調査庁からもマークされ警戒されていた時期もあります。
まとめ
パナウェーブ研究所は現在でも姿を変え残っています。
パナウェーブ研究所に限らず、宗教的な装いで集団行動をする事に日本人は慣れていません。オウム真理教でもそうでしたが、見るだけで抵抗感を持ってしまう人が多く、現在でもカルト教団だと揶揄されても不思議ではありません。
あとがき
パナウェーブ研究所は類似科学を使って信者を巧みに操りました。
とは言え、何事も発明や発見されるまでの道中という主張も納得でき、パナウェーブ研究所のパナウェーブ研究が今後の千乃真理正法会で、「宗教 vs 科学」に決着をつける可能性もあるのかもしれませんね。
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