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立正佼成会とはどんな宗教なのか徹底解説しています。あまり小難しい話は抜きにして、信者以外が気になりそうな小ネタ(お会式、本尊、経典、会費、評判、本部や普門館、葬儀など)を中心に解説しています …
特集の目次はこちらからどうぞ。↓
第1回 立正佼成会に芸能人はいるのか?【芸能人がいる可能性は高い】
立正佼成会はとても優秀な新興宗教です。
信者の高齢化に伴い信者数は激減していますが、新興宗教の独特なトラブルはあまり耳にしません。どちらかと言うと伝統宗教(日本で言う仏教や神道)に近い貫禄さえあります。
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立正佼成会とは
立正佼成会は法華・日蓮系の新興宗教です。
教祖(庭野日敬)は元々は別の新興宗教(霊友会)の信者で、そこで法華経と出会い立正佼成会を立ち上げています。立正佼成会で有名な法座も霊友会からの影響を強く受けている証拠でしょう。そのため、宗派は霊友会から派生した日蓮系・法華系の新宗教という位置付けです。
霊友会の教義を受けつぎながら、個人の人格完成を強調し、多様な神仏の信仰と九字・六曜・気学・姓名学等を取り入れ、国民皆信仰・宗教協力を唱えているのが特徴です。
立正佼成会と創価学会の違いとは?
立正佼成会と創価学会の違いがわかりにくい人も少なくありません。
同じ日蓮系の新宗教で有名な創価学会と比較されることも多く、その違いは法華経の攻撃的要素を取り入れ折伏という方法で信者を増やす事に精力した創価学会に対し、立正佼成会は法華経由来の穏和派として法座(人生相談)や先祖供養を中心に信者が拡大していった対称的な宗教と言っても良いのかもしれません。
立正佼成会の信者数は一時期、日本人口の0.5%と言われた時代もありましたが、高度経済成長期をピークに信者数は半減し実数ベースで30万人という説が有力です。
立正佼成会のお会式とは
立正佼成会の名物はお会式です。
お会式とは、日蓮聖人の命日(10月13日)にあわせて行われる法要(宗教儀式)ですが、今では信者以外も参加できるお祭りになっています。出店は勿論、ライブや物産展もあるため、立正佼成会でない地域住民の他にお祭り目当てに訪れる観光客も少なくありません。そのため、方南町駅や中野富士見町駅あたりは一乗行進もあるため、交通規制もかかるほど混雑します。
立正佼成会の本尊とは
立正佼成会の本尊はカラフルな本尊です。
久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊(くおんじつじょうだいおんきょうしゅしゃかむにせそん)の立像か立画を表装したものになります。本尊のデザインは、真理を説いた釈尊の姿と、法華経に説かれている久遠の本仏を一体化し、目に見える形に表したと言われています。
立正佼成会の経典(お経)とは
経典(お経)は開結・法華三部経です。
三部経とは、無量義経・妙法蓮華経・仏説勧普賢菩薩行法経の3つのお経の事です。本物の経典には、宇宙の絶対の真理や法の働き、この世の成り立ちなどが説かれ、専門的な宗教用語が多く難解です。しかし、立正佼成会では特別な修行や出家するのではなく、家庭や職場、地域社会で個々の生き方を学ぶ事に重きを置いています。
立正佼成会の本部とは
立正佼成会の本部は杉並区にあります。
本部は大聖堂と呼ばれたり、本部修養道場と呼ばれています。立正佼成会の本部は一目でわかる特徴があります。立正佼成会は本部を含め屋根の四隅に鎮座する三頭獅子と中央にそびえる尖塔金物が特徴で、モダンな宗教建築として注目が集まっています。
本部の中央最上部にそびえ立つ高さ15メートルの大尖塔。これは釈尊が菩提樹の下で悟りを開かれた聖地、インドのブッダガヤにあるマハーボディ(大菩提)寺院の大塔を模して造られたと言われています。
また、大尖塔の周囲には八つの小尖塔が立ち並んでいます。これは仏教の教え「八正道」を表しているようです。
立正佼成会の普門館とは
立正佼成会の普門館は有名です。
法華経の普門品を由来にした普門館は、5000人規模のホールで、チャリティコンサートでは立正佼成会の宗教行事に関わらず無料で貸し出しており、様々なアーティストが公演しています。
また、吹奏楽の全国コンクールも開催されていた時期があり、吹奏楽の甲子園というイメージが定着しています。実際に有名なクラシック指揮者カラヤンは何度もコンサート会場として使っており、海外の交響楽団にも利用されました。
宗教的にもマザーテレサの講演会が行われたりするなど異色のホールとして認知されていましたが、現在は耐震問題と用途地域の問題で解体が2018年12月に決まりました。
立正佼成会の実態・実情を知りたい時に便利な神戸教会とは
神戸教会は関西初の布教拠点です。
立正佼成会の中で神戸教会のホームページが最も更新頻度が高く立正佼成会の実情・実態を把握することができます。教会長のメッセージを始め、支部の報告もマメに更新されているため、立正佼成会ってどんな宗教生活をして過ごすのか知りたい人は要チェックです。立正佼成会に限らず、一時的な更新のみ、放ったらかしのようなホームページが多い中で、当たり前の事を続ける神戸教会は貴重な存在なのかもしれません。
立正佼成会の会費とは
立正佼成会の会費は格安です。
なんと、毎月100円で入会費はありません。お得なのは、週刊である佼成新聞や月刊である佼成を信者になると貰える事です。立正佼成会の信仰生活が全て月100円で賄える訳ではありませんが、入口としてはとてもハードルが低いのかもしれません。
立正佼成会の評判とは
立正佼成会の評判を見ると賛否両論あるようです。
評判ばかり気にして新興宗教などは信仰できませんが、致命的な評判はないためあくまで個人差があるだけで、考えようによっては悪くないと思っています。
評判まとめ
仕事の傍ら頻繁に、行事に参加しているようです。
忙しそうですが、それほど嫌なわけではなく、使命感もあるからやっている感じです。佼成会での旅行や東京の本部への団参も参加するんですよ。
親戚が入ってます。
道場へ行ってお経を上げる、自宅仏壇で毎日お経を上げる以外に、定期的に信者の家(つまり彼の実家)に他の信者が集まり皆でお経を上げるような事もしてます。お経を上げて、みんなでおしゃべりして帰ります。
本名は脇に置いといて「ありがたい名前」を勝手に付けられます。
おそらく彼や父親も含めて家族全員に既に名前が付いてることでしょう(笑)親戚もそうでした。
生命保険の勧誘も来ます。
いわゆる保険のおばちゃんみたいなことをして活動資金の足しにしているのです。収入の主体者である世帯主だけでなく子供まで保険に入れようとするから困りものです。
私の両親も入会していました。
基本的に、毎月の会費以外に金を取られた話は聞きません。勧誘などの義務も無いし、寄付などもめったに来ないし、来ても無視すればそれで終わりです。会合なども、出席しなくても全く問題なく、そのうちに会合のおさそいが来なくなるだけです。無宗教に近い仏教、とか他の宗派とかけもちできる仏教、というイメージです。
祖母が入信していました。
年をとるごとに祖母の部屋に怪しい格言みたいな張り紙がふえ、私の人生の節には手紙と一緒に佼成会の新聞にラインを入れたものを送ってきたりと私はかなり引いていました。金銭関係でトラブルになるようなことは幸いにもありませんでした。
立正佼成会附属の佼成病院は評判が悪すぎる件
立正佼成会附属の佼成病院は評判が悪すぎます。
これは宗教関係の病院だから評判が悪いのではなく、実際に佼成病院に所属する医師や看護師の評判が悪いようです。立正佼成会の信者は有難がって不満を覚える人はいないようですが、宗教関係者でない患者はトラブルが多いようです。口コミやレビューを見る限り、救急などどうしようもないケースを除いて佼成病院はあまりおすすめできません。
立正佼成会の葬儀とは
立正佼成会の葬儀が増えています。
その理由も、立正佼成会の信者が高齢化しているからとも言われています。立正佼成会の葬儀は最寄りの教会で行う事もありますが、多くの場合は一般的な葬儀場で行われます。葬儀も出家信者は立正佼成会にいませんから、僧侶は呼べません。所属している教会から導師(あくまで無償)という形で経験のある信者を招き葬儀が始まります。
先祖代々の檀家となっている場合も多いようで、一般的な葬儀となる事も少なくないようです。葬儀に関して、立正佼成会ならではのルールは少なく服装を始め、弔電や香典、供物なども一般常識で参列してマナー違反となる事はないようです。
葬儀も日蓮宗のお寺や僧侶に相談し仕切ってもらう事も多いようです。
実際の葬儀に関する評判まとめ
私の父が死んだ時も、葬式は地元の真言宗の寺で行いました。
佼成会では、会員の葬式は依頼されなければ誰も出向いて来ないし、たとえ頼まれても佼成会で葬式を上げるのは設備的にも人数的にも無理な場合がほとんどだそうです。なにしろ専任の僧侶が、ほとんどいないようですし。
会員のほとんどが葬儀、法事は先祖代々の菩提寺で済ませ、日を改めて佼成会で追善供養をするという人がほとんどです。
勿論、会員が他の宗教宗派の神社仏閣、教会の参拝をするのも自由ですし、何の問題もありません。 また、お寺から頂いたお戒名があるのに、佼成会で改めて付けるのはおかしいのでは? というご質問ですが、佼成会では、金額によってお戒名に差がつけられるべきではない、同じ字義、字数の戒名で皆平等に成仏して頂きたい、という考え方から、「生院徳」のついた佼成会のお戒名をお付けするのだそうです。
まとめ
立正佼成会とは至って普通の新興宗教です。
みな在家信者なので出家などの家族トラブルもありませんし、高額なお布施などの金銭トラブルも聞いた事がありません。勧誘ノルマもない訳ではないでしょうが、激しい勧誘も耳にしません。という事は、順調に信者が子を成し、子が信仰を受け継いで自然と信者が増えたのでしょう。好き嫌いはあれど、まともな新興宗教の1つです。
次はいよいよ総集編の記事です。↓
あとがき
立正佼成会とは真面目な宗教団体です。
あくまで他の教団と比べてという事なのかもしれませんが、一時期は創価学会に次ぐ信者数を誇るほどの教団勢力を持ちながら悪い噂がほとんど残っていないというのは宗教として、信者の質としては優秀ではないでしょうか。
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