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天理教校学園が閉校する理由は公表されていません。しかし、閉鎖される事実は変わりません。その決断は破滅の一歩か、天理教の組織改革への布石となる教育改革に成り得るのか …
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第1回 天理教はやばい【危ない?危険か判断する3大ポイント】
天理教校学園は令和2年度の入学者の受け入れを最後とし、その生徒が卒業する令和4年度(2022年度)で閉鎖されます。
現在では閉校の理由が公になっていないため、様々な憶測が飛び交っています。天理教校学園が閉校する理由やその狙いを解説します。
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天理教とは
天理教は神道系の新興宗教です。
厳密には神道系ではありませんが、江戸時代に始まった新宗教は国家神道の影響を受けながら、お産の神様として信仰されたのが始まりです。天理市(奈良)に本部を構え、全国に約120万人(現役信者は5,60万人)いると言われています。教会も全国に1万6千を超える数があり、特徴的な音を出しながら日々の勤めを行うため近所に天理教の教会がある人は馴染みがあるかもしれません。
天理教校学園とは
天理教校学園とは天理教の高校です。
1900年に始まった新興宗教が運営する高校としては最も古い歴史を持っています。天理教の高校は天理教校学園と天理高等学校が分かれていますが、天理教校学園を簡単に説明すると天理教の専門学校のようなもので、入試にも推薦などの条件や宗教的な実技試験があります。
今でこそミッションスクールとも呼ばれるような宗教系の学校や大学も増えてきましたが、その先駆けとして全寮制を敷き全国から信者たちの子供を募集し運営してきました。天理教校学園と言えば、高校野球を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、それは天理高等学校の方です。
天理教校学園は基本的に、天理教の教団運営や布教などの教団勢力(教会勢力)の拡大を念頭に置き、その中で活躍できる人材を育てています。言わば、宗教的な管理者育成コースとでも言っても良いかもしれません。全国から教会長が教化教育(宗教的な英才教育)のため子供を送り込むなど、天理教のエリートが集まっていると言っても過言ではないでしょう。
天理教校学園の偏差値
天理教校学園の偏差値は40前後です。
その年によって違いますが、平均しても奈良県内含め全国でも高い偏差値とは言えません。天理高校の偏差値は少なくとも40前後〜59なので、天理教校学園の方が低い偏差値です。やはり、天理教校学園は宗教的な理由で選ぶか、ラグビーやマーチングバンドなど部活で選ぶ人が多いようです。
天理教校学園はラグビーとマーチングバンドも有名
天理教校学園はラグビーやマーチングバンドの強豪校としても有名です。
プロというか、実業団としてラグビー選手となった選手も少なくありません。また、マーチングバンドはバイオレットインパルスと呼ばれ、全国大会でも常勝校として有名です。国内だけでなく海外での実績もあり、天理教校学園を代表する存在となっています。マーチングバンド業界でも、天理教校学園の閉鎖に伴いバイオレットインパルスの存在がなくなる事が注目されています。
天理教校学園が閉校する理由は?
天理教校学園が閉校するのは宗教団体として危険な前兆かもしれません。
現在、天理教校学園は1学年はおおよそ200人前後で、閉校に追い込まれるほど生徒がいないという訳でもありません。天理教の教育機関と言えば他に、天理小学校。中学校や天理高校、天理大学など一貫教育は変わらず、何の変化もありません。天理教校学園の閉鎖によって学校数を絞り教育の質を高める布石なのか、このまま閉鎖する学校が増えるのか、どちらが真意なのか具体的に閉鎖する理由は公表されていません。
天理教校学園が閉鎖するという事実
天理教学園が閉鎖するのは天理教にとって致命的です。
天理教にとって天理教校学園は天理教のエキスパートを育てる学校です。少子化の拡大、そして若者の信仰離れが叫ばれる時代で数少ない信者の子供たちを野放しにする訳ですから、教団の人材確保や組織運営の鍵を握るエリートの確保など、長い目線で考えれば天理教校学園の閉鎖は相当のリスクとなるでしょう。
一方で考え方を変えれば、天理教校学園の外で学ぶ訳ですから囲い込みによる教育を脱却し見識の広い柔軟性のある教育ができる可能性も秘めています。まさに、過去のしがらみから脱却を狙った転換期、言うならば組織改革の前に教育改革に着手した第一歩なのかもしれません。
まとめ
天理教校学園の閉鎖は信者にとっても戸惑うニュースです。
天理教の教育改革なのか、単なる不採算部門の調整なのか、はっきりした内情を知っているのは、教団内でも意思決定を行った限られた人間だけでしょう。どちらにせよ、その真意が結果として現れる頃には私たちは天理教校学園の事すら忘れているかもしれませんが。
いよいよ次はラスト、総集編です。↓
あとがき
天理教校学園の閉鎖は珍しい事ではありません。
私立高校や大学の閉鎖は全国でも件数は右肩上がりで、少子化の風当たりは日に日に強くなっています。海外からも注目される宗教国家として新興宗教の高校へ留学なんて時代が来なければ、宗教系の学校から淘汰される日もそう遠い未来ではないのかもしれません。
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