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天理教の葬儀は神道に近いものがあります。香典や香典袋は必要?通夜だけでなく法事(50日祭)は行われる?実際に使われる祭文などの小ネタも要チェックです …
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第1回 天理教はやばい【危ない?危険か判断する3大ポイント】
天理教の葬儀では玉串奉献を行います。
具体的な作法は神道の葬儀と異なる部分もあり、天理教の葬儀には独特のマナーが必要なので信者以外が葬儀に参加する場合には知っておいて損はありません。
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天理教とは
天理教は神道系の新興宗教です。
創価学会に次ぐ教団勢力は日本で2番目を誇り、日本で唯一宗教団体名が地域の名前となりその影響力の一端が垣間見えます。本拠地は天理市で全国に約120万人(現役信者は5,60万人)いると言われています。
天理教の葬儀
天理教の葬儀はほぼ神道と同じ葬儀だと考えて問題ありません。
当日の葬儀の流れや香典関する考え方は共通しています。葬儀の中で天理教独特と言っても良い作法として、一般的な二礼二拍手一礼の拍手の部分が天理教は四拍手となっています。天理教信者であれば、日常から四拍手が習慣となっているので問題ありませんが、信者以外が葬儀に参列した場合に失敗しがちなマナーなので注意しましょう。
天理教の死生観
天理教は死生観を紹介しておきます。
天理教では、人の死を「出直し」といいます。親神様(おやがみさま)からの「かりもの」である身体をお返しすることを指します。簡単に言えば、死とはそれで終わり、それっきりというようなものではなく、生まれ替わり、つまり再生のための節目、出発点であるということです。大きな生命の流れの中でのバトンタッチを繰り返しながら、陽気ぐらしへの歩みを進めるために葬儀を行うと言っても過言ではありません。
葬儀の流れ(通夜)
通夜は「みたまうつしの義」が中心になります。
仏式で言えば、通夜に当たる儀式で、夜に執り行い、基本的に所属する天理教の教会で執り行われます。神道と似ていますが実際には異なりますので、気をつけましょう。また、儀式中の会話は控えましょう。
- 「消灯」の掛け声で、室内の灯りが一斉に消灯されます。
- 「祓詞奏上」と呼ばれる、お祓いの言葉が述べられ、みたまうつしの儀が始まります。
- 献饌(けんせん)を行います。献饌とは、神様にお供え物をする儀式です。
- 玉串奉献(たまぐしほうのう)を行います。これは、仏式のお焼香にあたります。玉串を一人一本ずつ持ち、玉串を献上し、まず一礼を行い、その後に「二礼四拍手一拝四拍手一礼」で拝礼します。拝礼は、神道と異なり、音を立ててもマナー違反にはなりません。なお、礼と拝ではお辞儀の仕方に違いがありますので気をつけましょう。礼は軽く30度くらいお辞儀、拝は90度の深いお辞儀となります。
- 「しずめの詞」が唱えられたら、儀式の終わりとなります。「点灯」の掛け声で、室内の灯りが一斉に点灯されます。
- 「斎員列拝」と言い、葬儀関係者が揃って礼をします。
- 遺族、参列者が揃って礼をします。
天理教の葬儀に香典は必要か?
天理教の葬儀には香典が必要です。
厳密には、香典は仏教用語ですから、神道と同じように天理教では玉串料と呼ぶのが一般的です。天理教の葬儀に関わらず香典の相場は仏式や神式と変わりません。一般的に、親族(3万円前後〜)、友人知人(5千円〜1万円)と考えておけば失礼はありません。
香典袋は?
香典袋は蓮や百合の花が描かれていない香典袋を使います。
それぞれ仏教やキリスト教の葬儀で使う専用の香典袋のため、それ以外の香典袋を使いましょう。表書きは御玉串料か御霊前、名前は下部の中央に縦書き、双白もしくは双銀の水引きを使い、中袋が無ければ香典袋の裏側に直接住所と金額を書きます。
香典マナーまとめ
葬儀で用意する香典には薄墨を使うのがマナーです。
反対に使ってはいけない筆記具は、シャープペンシルやボールペンです。これは香典をぞんざいに扱っている印象を与えるため、避ける人が多いようです。
また香典に入れるお札には新札を使ってはいけません。葬儀に何の折り目もない新札を持っていくことは、一見礼儀正しいようにおもえますが「不幸が来るのを待っていたかのよう」と捉えられる場合もあると言われ、昔から避けられています。
葬儀が終わった後に待つ天理教の法事
法事・法要を天理教では旬日祭と呼びます。
天理教では、出直しの日(ご逝去当日)を1日目とし、10日ごとに旬日祭を行います。初七日にあたる10日祭に始まり、20日祭、30日祭、40日祭と続き、50日祭は忌明けとして盛大に行われます。その後の100日祭、1年祭、5年祭、10年祭を所属する教会で行います。
最近では、10日祭は仏式の初七日と同じように、葬儀当日に併せて行うのが通例となっています。10日祭の日程は、事前に教会長と打ち合わせをしておきましょう。天理教の葬儀・法事・法要では、通夜振る舞いや茶話会のような飲食の提供がほとんどありません。
天理教の50日祭
仏教で一般的な法事である四十九日は天理教で50日祭と呼びます。
忌明けとなる斎日でもあり、大事な日です。忌明けは50日祭となるため、香典返しはこの日以後を目安に発送します。香典返しにあたっては、仏式での場合と同じように、挨拶状を添えて送ります。ただし、挨拶文の文面に「成仏」「冥福」「供養」など、仏教用語を使わないように注意しましょう。
まとめ
天理教の葬儀は神道の葬儀をベースにしています。
葬儀の祭文や儀式・作法は多少異なるものの、死生観や法事も共通点は少なくありません。天理教の葬儀で押さえておきたいポイントは、やはり玉串奉献と独特な四拍手です。他は一般常識があれば葬儀で粗相する事はないでしょう。
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あとがき
天理教の葬儀費用には相場があります。
一般的に30万円前後が最安値と言ったところでしょうか。内容によっては、100万円近い葬儀になる場合もあり、まずは教会に相談するのも手。
補足;天理教の葬儀で使われる祭文まとめ
天理教の葬儀には祭文が使われます。
実際に葬儀で使われている祭文の雛形をまとめました。
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