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オウム真理教の主流派はアレフです。麻原回帰を前面に打ち出し、毎年麻原彰晃の生誕祭を行うほど絶対的な帰依は変わっていません。麻原彰晃の家族(正妻や麻原の娘たち)は未だにアレフへの影響力は失っておらず、第二のオウム真理教と言っても過言ではないでしょう …
特集の目次はこちらからどうぞ。↓
第2回 オウム真理教の死刑執行前と死刑執行後【麻原の神格化で勢いを増すカルト教団】
第8回 オウム真理教の修行内容は当時最先端の科学技術によって作られた
第9回 オウム真理教の幹部22人徹底調査【学歴・組織図・現在】
第10回 オウム真理教の娘たちの真相【4女と3女の両極端な心境】
第11回 オウム真理教のダーキニー写真まとめ
第12回 オウム真理教はアレフが継いだと言っても過言ではない?
総集編 オウム真理教で知っておくべき12の常識【特集まとめ】
オウム真理教の後継団体はアレフが有名です。
オウム真理教の後継団体の中で最も大きな勢力を維持するアレフは今もなお活動が続き、着々と宗教団体として力を蓄えています。
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オウム真理教とは
オウム真理教とは平成最大のカルト教団であり、テロ組織です。
地下鉄サリン事件などの一連の事件によって、29人が死亡し(殺人26名、逮捕監禁致死1名、殺人未遂2名)負傷者は6000人を超えたと言われ、オウム真理教の教団内で判明しているだけでも5名が殺害され、死者・行方不明者は30名を超えています。
その後、オウム真理教は解体されるも、ほぼ同じ時期に元幹部や元信者が新たな教団を後継団体として立ち上げています。主流派であるAleph(アレフ)、山田らの集団などと上祐派であるひかりの輪に分かれ、名を変えた今もオウム真理教は続いています。
オウム真理教の後継団体には定義があり、「麻原彰晃こと松本智津夫を教祖・創始者とするオウム真理教の教義を広め、これを実現することを目的とし、同人が主宰し、同人及び同教義に従う者によって構成される団体」とされ、アレフは後継団体だと公安調査庁から認識されています。
オウム真理教の後継団体アレフ
オウム真理教で最も勢力がある教団がアレフです。
アレフからアーレフ、Alephへと名前を変え、麻原彰晃の死刑執行後も麻原に対する絶対的帰依は変わっていないと言われています。公安調査庁の調査報告によると、現在のアレフの活動状況は、年100人のペースで新規信者を獲得し、アレフの保有資産は2017年段階で推定10億とされ、年1億円ペースで資産を増やし着実にオウム真理教の後継団体としての勢力を拡大しています。
また、修行内容もオウム真理教の当時のままで、ヘッドギアを使って麻原の脳波データを強制的にリンクさせるPSIも使われています。アレフでは、脳波を活用した瞑想促進・健康機器という名目で修行が続けられています。そして、主流派は他に山田らの集団があります。アレフ内部での対立によりアレフの金沢支部が丸ごと独立し分派した宗教団体となっています。
アレフの勧誘
アレフの勧誘が活発なのは北海道や中部地方です。
現在の新規信者はその2地域で全体の6割を占め、年代も学生を始めとした20歳代に限られています。オウム真理教の一連の事件に関する知識の少ない34歳以下の若年層を狙ってアレフは勧誘を続けています。
オウム真理教やアレフという教団名を隠し、SNSや書店などから声をかけヨガ教室や精神世界の勉強会に誘うのがアレフの勧誘の手口です。公安調査庁の報告書によると、地下鉄サリン事件などの一連のオウム真理教の事件を陰謀説とすり替え、人間関係を築く事によりオウム真理教とアレフの敷居を低くするようです。
アレフの拠点
アレフはオウム真理教の拠点を、そのまま宗教施設として使っています。
アレフの公式HPでは公開されている道場は9つですが、実際には25施設(山田らの集団を除けば24)あります。アレフの勢力が全国で未だに維持され、地域によっては拡大されている拠点もあります。表立ってアレフと関われない元幹部たちの隠れ宗教施設だという噂も存在します。
アレフに関して詳しくはこちらの記事で解説しています。↓
主流派(アレフ)と上祐派(ひかりの輪)の違い
主流派と上祐派には違いがあります。
基本的にどちらもオウム真理教の教義は同じで、麻原彰晃に対する絶対的な帰依は変わりません。アレフを始めとした主流派とひかりの輪(上祐派)の違いは、表立って麻原回帰を謳う主流派か麻原隠しと呼ばれる麻原の影響力を表向きに払拭する上祐派かの違いです。
基本的なオウム真理教の教の基盤はどちらも同じです。公安調査庁からの観察処分から逃れるため画策されているだけで、どちらも根本的には同じだと言われています。
まとめ
オウム真理教で犯罪に加担した多くは出家信者です。
後継団体アレフにも出家制度がありますが、アレフで出家信者になるなら要注意です。オウム真理教が怖いのは、犯罪に加担した信者たちは、それを信念にもとづいて実行したわけではありません。一般の社会に生きているなら、生涯犯罪を犯すことなどなかったはずの人間たちが凶悪な犯罪に手を染めた典型的な例でしょう。
アレフの出家信者であれば、決して他人事ではないと言っても過言ではありません。
次は総集編まとめ記事です。↓
あとがき
オウム真理教やアレフだけに限らず、カルトも含め宗教を信仰との「有機的なつながり」の中で捉えようとすれば、「神秘体験(奇跡)」をその根幹として位置づけたとしても不思議ではないでしょう。
例え、まやかし(トリック)でも、タネさえバレなければ今でも通用します。今でもオウム真理教の後継団体、アレフにはそういった魅力があるのかもしれません。
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