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オウム真理教の娘は数えきれません。ここで言う娘は、正妻の娘です。家族から虐待を受け育った4女、後継者として育てられ父を敬い慕った3女の心境は違って当然でしょう …
特集の目次はこちらからどうぞ。↓
第2回 オウム真理教の死刑執行前と死刑執行後【麻原の神格化で勢いを増すカルト教団】
第8回 オウム真理教の修行内容は当時最先端の科学技術によって作られた
第9回 オウム真理教の幹部22人徹底調査【学歴・組織図・現在】
第10回 オウム真理教の娘たちの真相【4女と3女の両極端な心境】
第11回 オウム真理教のダーキニー写真まとめ
第12回 オウム真理教はアレフが継いだと言っても過言ではない？
総集編 オウム真理教で知っておくべき12の常識【特集まとめ】
オウム真理教の娘と言っても愛人は100人以上います。
実際に幹部であった石井久子は麻原との間に娘かどうか公表されていませんが、子ども3人（+死産1人）を産んでいます。この記事では本妻の娘たち（オウムファミリーの娘）を紹介します。
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オウム真理教とは
オウム真理教は未曾有の無差別テロを引き起こした新興宗教です。
現在は、一連の事件によって政府に解体されたものの解体と同時に、オウム真理教の元幹部や元信者たちによって、主流派（Aleph（アレフ）や山田らの集団など）と上祐派（ひかりの輪）に分かれ、後継団体を新たに立ち上げています。
引き続き、地域住民などの不安や危険性などが考えられるため公安調査庁（PSIA）から監視が続けられています。教祖である麻原彰晃を含め、元幹部などの死刑囚13人の死刑は2018年7月に執行されています。
オウム真理教の娘たち
オウム真理教の娘と言えば、麻原彰晃の娘でしょう。
麻原彰晃には愛人が100人以上いたとされ、イニシエーションという修行の名目で多数の女性と関係を持っていました。そのため、実際に血の繋がりのある娘の正確な人数は未だに明らかとなっていません。しかし、麻原の正妻である松本知子の間に子を6人授かり、娘は基本的に4人います。
死刑執行前には、麻原の遺言で霊的なステージが最も高い4女に遺骨を渡すと言い残すも、オウム真理教の後継団体によって神格化され内部抗争の可能性を含んでいたため、遺骨の受け取りを4女自ら辞退した後は、遺骨の行方は明らかとなっていません。
正妻を含め娘たちの一部は後継団体との関わりが明らかとなっており、娘たちの思惑は交錯し家族間や後継団体の内部抗争に巻き込まれている可能性は否定できません。
娘と言っても、両親から適切な養育を受けなかったことや犯罪を行った事により、「重大な不利益が被り、現在もその影響が続いている」と裁判所から認定され、娘たちは一家離散となっています。
オウム真理教の4女；松本聡香（仮名）
オウム真理教の娘で1番注目されているのは4女です。
麻原彰晃の遺言で一気に注目が集まり、「私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか」を出版しています。4女は次女と麻原詐病説で真っ向から対立し、3女に対しても「姉は被害者に対して謝罪していない、本の内容はでたらめで私の知っている真実とは異なる」と娘同士の対立をメディアでも公表しています。また、実母との対立も公表しており、「産んでもらった恩はあるが、育ててもらった恩はない」とコメントしています。
オウム真理教の3女；松本麗華（実名）
オウム真理教の娘で唯一、本名を自ら公開した娘が3女です。
本名を公開したきっかけは、「止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記」を手記した事です。4女と違い、幼い頃より後継者の1人として教育と寵愛を受けていたようで、オウム真理教の信仰心はそう簡単に消す事は出来ない心境が伺えます。現在でも後継団体との繋がりが噂をされる娘の1人です。
オウム真理教の長女；松本美和（実名）
オウム真理教の娘で後継団体との関係が噂されるもう1人の娘が長女です。
1978年（昭和53年）生まれ、長女は2000年4月に交通事故を起こした際、車内からナイフなどが見つかり、銃刀法違反の疑いで警視庁に逮捕されています。さらに、翌年2001年1月には東京・北区でスーパーで菓子を万引したとして逮捕されました。現在の長女は、他の娘たちと同じように家族と絶縁状態が続いているようです。
オウム真理教の次女；松本宇未（仮名）
1981年（昭和56年）生まれ、2000年（平成12年）1月に長男を連れ去ろうとした事件で逮捕され保護観察処分となりました。
麻原詐病説などについて四女と真っ向から対立し、四女はマスコミ受けの良い話をして金を得ていると批判していますが決着はついていません。
オウム真理教の娘が出版した本
オウム真理教の娘は、3女と4女が本を出版しています。
それぞれ娘と言ってもオウム真理教や麻原彰晃に対する思いは両極端です。理解を示す3女に対し、拒絶を示す4女という構図の出版本はメッセージ性は全く違うため読み比べてみるのも一興です。事実かどうかは別として、出版された本に書かれてある事は娘たちが実際に感じた真実なのでしょう。
出版された本の内容をそのまま鵜呑みには出来ませんが、ある程度引いた視点で読めば興味深いものだろうと思います。
オウム真理教の娘（3女）が出版した本；止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記（著；松本 麗華）
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オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件から20年。
あの頃、教祖・麻原彰晃の後継者としてメディアを賑わせた、ひとりの女の子を覚えているだろうか。アーチャリー正大師、当時11歳。社会から隔絶された地に育った彼女は、父の逮捕後も、石もて追われ、苦難の道を歩んだ。アーチャリーとしてではなく、松本麗華として、これまで歩んできた「オウム」「父」「わたし」のすべてを明かすことに決めた。
以下は、参考になる口コミやレビューを抜粋して紹介しています。
本書ではアレフには自分の意思では関与していなかったかのように書いてあるが、野田成人氏のブログなどで3女自身が直接幹部に対して明確に指示を出していた証言がある。
そこにも大きな嘘があると思われる。要は、自分に都合が悪い事実は歪めてしまっているのである。これも非常にオウム的な発想と言えよう。本人は自分がアーチャリーであった過去を頑なに否定しようとしているが、いまだにアーチャリーの影から抜け出せないのは現実にきちんと向き合おうとしない彼女自身の責任でもあると思う。
題名の通りに、色々な意味で3女の時計はいまだに止まったままなのであろう。
オウム真理教の娘（4女）が出版した本；私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか（松本聡香）
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「地下鉄サリン事件のとき、私は5歳だった」
幼い心と体を痛めつけた父の虐待と妻妾同居の異常な生活、間近に見た最高幹部たちの言動、そしてひそかに進む恐るべきテロ計画。激しいイジメと公安当局の執拗な追跡に遭いながらも、罪悪感に囚われ自殺未遂を繰り返す日々。松本死刑囚の家族が初めて明かす殺人教団・オウム真理教の正体と自身の流浪20年間の真実。
以下は、参考になる口コミやレビューを抜粋して紹介しています。
3女アーチャリーが書いた本と読み比べてみた。
アーチャリーが自己憐憫に基づいた自分語りに徹しており時には現実の認識も歪めてしまっているのとは対照的に、4女が書いた本書は比較的客観的に彼女なりの分析を交えたものになっている。
4女が語るエピソードは伝聞や推測に基づいたものも多いので信ぴょう性には若干疑問を感じるところもあるのだが、内部にいた人間だからこそ書ける説得力のようなものは感じられる。
4女とアレフとの関わりについてはほんの少し匂わせる程度にしか触れていない。アレフとの自発的な関わりを全くなかったように書いている3女の本に比べればいくらかマシではあるのだが。
まとめ
オウム真理教の娘たちも、今や家庭を築いているかもしれません。
家族や後継団体との関係を切った娘もいますが、オウム真理教を自分の居場所だと忘れられず、後継団体に担ぎ上げられている娘もいるのかもしれませんね。
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あとがき
教祖の娘だと言う事だけで世間から罵倒され差別をされてしまいます。
こういった記事を書いておいて言える立場ではありませんが、娘たちにどうこうできる問題ではありません。改名したとしてもオウム真理教の娘だとバレる事を恐れ続け暮らす、その心境を察してしまいます。
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