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キリスト教会の中で、クリスチャンでなくてもキリスト教会に訪れるために旅行する価値がある教会をまとめました。東京や大阪で有名な教会を始め、教会に訪れる前のマナーも紹介しています …
キリスト教の特集はこちらからどぞ。↓
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第8回 キリスト教会に訪れるために旅行する価値がある教会まとめ
第11回 キリスト教の歴史は3テーマから紐解く【日本一わかりやすい教科書】
神社巡りや御朱印集めなど、スピリチュアルなスポットが昨今人気になりました。
その一方で、キリスト教会巡りがテレビや雑誌などで特集が組まれ話題となって注目されています。今日は、死ぬまでに一度は訪れたい教会を紹介します。
のべ 9651 人がこの記事を参考にしています!
目次はこちら
キリスト教とは
キリスト教は世界最大の宗派の1つで、世界宗教とも呼ばれています。
全世界で22億人もの信者を抱え、G8(先進国)の中でキリスト教徒が多数派でない国は日本だけと言われるように、日本でこそ少数派(文化庁による宗教統計調査によると人口の1%)です。
キリスト教は、様々な宗派(カトリックやプロテスタントなど)がありますが、共通している特徴は「聖書(旧約・新約)を信仰することで人は救われる」という信仰で、隣人愛をとても大切にする宗教だと言われています。
キリスト教会とは
教会と言ってもその意味は2つあります。
信仰共同体を指す意味と宗教施設(教会堂)に分けることができます。この記事で紹介しているのは後者の意味合いでの教会です。教会でもその呼び名は宗派によっても違って、教会堂や聖堂と呼んだりする場合もあります。
また、教会は宗派によっても特徴が異なります。日本で最古の教会は南蛮寺と呼ばれていて、その中で現存している教会はありません。
キリスト教会の建築
キリスト教会の建築は宗派によって特徴があります。
キリスト教の宗派は、大きくカトリックとプロテスタント、正教会の3宗派で世界の80%を占めています。この3宗派の教会建築を見分けるのは、そう難しいことではありません。カトリックは派手、プロテスタントは地味、正教会はドームがある。少々、乱暴な言い方ですが嘘のような本当の話です。
詳しく説明すると、カトリックは豪華な装飾がイメージされる、ロマネスクやバロック、ゴシック様式など高い芸術性を備えています。プロテスタントは実用的で装飾が少ないシンプルな建築を好みます。正教会は、ドームのようなビザンティン様式が建築の特徴で、イコン(教会史上の出来事を画いた壁画)やイコノスタシス(イコンの壁)があり、偶像崇拝を好みませんから立体が少なく二次元的です。
キリスト教会に行く前に知っておきたいマナー
キリスト教会ではマナーがあります。
教会はあくまで礼拝を行う神聖な場所です。有名な教会ほど教会員(地元のキリスト教徒)が観光客のマナー違反によって傷ついているという声をよく聞きます。クリスチャン以外が観光目的で訪れる場合には、このことを理解してマナーは守りましょう。大声で騒いだり飲食をするなどは御法度なので、注意しましょう。
一度は訪れたいキリスト教会まとめ
クリスチャンでなくとも、死ぬまでに一度は訪れたいキリスト教会トップ3をまとめました。
ミシュランで言えば三ツ星(それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理)のように、今から紹介するキリスト教会に訪れるために旅行する価値がある教会を紹介します。日本の最も美しい教会(著;八木谷 涼子)や東京の名教会さんぽ(著;鈴木 元彦)には他にも様々な教会や写真が掲載されているので興味がある人は手にとってみては。↓
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東京にあるキリスト教会まとめ
東京には様々な宗派の素晴らしい教会が沢山ありますが、その中でもクリスチャンに限らずキリスト教会に訪れるために旅行する価値がある教会のみを抜粋しました。神社巡りというトレンドがある中、教会巡りというのも一興ではないでしょうか。
東京カテドラル関口教会(カトリック)
東京カテドラル関口教会はテレビで見たことあるという人も多いでしょう。
この教会は、東京都庁を始め、サウジアラビア王国の旧などを設計し世界のタンゲとも呼ばれた丹下健三による設計で、丹下氏自身もクリスチャン(カトリック教徒)で、没後は自作の聖堂に眠っています。この教会の特徴は3つあります。
1つ目は、HPシェル(双曲放物面)の現代的な構造技術を用いながら、教会の建物そのものが上から見ると十字架型になっていること。
2つ目は、街路から直接入堂する形式の建築計画ではなく、いったん敷地の奥の方「ルルドの洞窟」に向かって進み、それから転回するようにして階段を上り聖堂に至るという神道にも通じる動線。
3つ目は、現代的なコンサートホールでは味わうことができない教会特有の響きを味わうことができる。残響は7秒とも言われ、諸外国の大聖堂よりも長く、そのためには大空間が必要とされることから日本では他に味わえない貴重な体験をすることができます。(司教の説教は聞き取りにくい)
他にも特徴はいくつもあり例えば、聖フランシスコ・ザビエルの聖遺物があったりしますが、クリスチャンでない場合は価値がわかりにくいでしょう。
東京復活大聖堂教会(正教会)
東京復活大聖堂教会は別名ニコライ堂とも呼ばれます。
日本における代表的(日本初、最大級)なビザンティン様式の教会建築で、首都圏の正教会信徒が集う代表的な教会です。ミハイル・シチュールポフ(Michael A. Shchurupov)が設計し、1962年に国の重要文化財にも指定されています。
平日の午後(10月〜3月は13時から15時半、4月〜9月は13時から16時)に拝観可能で、未信徒は啓蒙所と呼ばれる聖堂内の一部まで見学できます。奉神礼が行われていない時間帯の拝観には、ろうそく代として見学料(拝観維持費・志納金)300円が必要になります。
目黒教会(カトリック)
目黒教会は聖アンセルモ教会とも呼ばれ、帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)の弟子アントニン・レーモンド(Antonin Raymond)の設計により1956年に建築されました。
レーモンドは日本人建築家にとってモダニズム建築の父とも呼ばれ、2017年には目黒教会が東京都選定歴史的建造物にも認定されました。その特徴は教会の顔である聖堂が昼夜と違った空間に変貌することです。
昼は、連続する折り込まれた壁から差し込む光によって、神々しくも美しく。夜は、幻想的で神秘的な空間と変化します。毎日朝8時から夜の9時までクリスチャンでなくても出入りは自由となっています。時間に余裕があれば、お昼過ぎからゆっくり日没まで聖堂の変化を楽しむのがおすすめです。
大阪にあるキリスト教会まとめ
大阪には様々な宗派の素晴らしい教会が沢山あります。
しかし、クリスチャンに限らずキリスト教会に訪れるために旅行する価値がある教会のみというハードルを掲げると紹介できる教会は多くありません。新着があれば今後また追記の予定です。
茨木春日丘教会(プロテスタント)
茨木春日丘教会は安藤忠雄の代表作であるキリスト教会三部作(水・光・風)の1つで、壁一面にある十字架状のスリットから差し込む光の様子から「光の教会」とも呼ばれています。
国内外のクリスチャンを始め、建築ファンが世界中から訪れています。十字架を物ではなく光で表すという発想は、教会建築の概念を変えたとも言われています。現在、茨木春日丘教会の見学は公式フォームからの事前申し込み(定員あり)が必須となっていて、月に数回の見学可能日が土日に設定されています。見学するまで数ヶ月待ちなので、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
まとめ
キリスト教会は日本人に馴染みのある神社やお寺のように美しい。
青い目の近江商人、天皇を守ったアメリカ人(クリスチャン)など様々な異名があるウィリアム・メレル・ヴォーリズは、教会の建物は特別のものである必要はないと言っていますが、キリスト教会には見所があります。
何と言っても、建築家とキリスト教(宗教心)の融合による「普遍的な美しさ」を目にすることができます。このコラボレーションは、クリスチャンでなくても一見する価値があります。まさに、キリスト教会に訪れるために旅行する価値があると表現したのも納得して貰えるはずです。
次のキリスト教特集はこちらからどうぞ。↓
あとがき
東京や大阪でなくとも素晴らしキリスト教会はあります。
旅行がてら立ち寄れるキリスト教会として個人的におすすめを紹介します。星野リゾート トマム(北海道)にある水の教会で、光の教会(大阪)や風の教会(兵庫)に並ぶ教会三部作の1つです。キリスト教会的な役割や機能より結婚式場としてのチャペルという意味合いでの教会になりますが。
他には、軽井沢(長野)にある石の教会と呼ばれる内村鑑三記念堂も一見の価値があります。設計は、近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトの弟子、ケンドリック・ケロッグです。
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